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iPhoneの写真をHEICではなくJPGでWindowsパソコンに取り込む方法

執筆: · 2026年9月30日更新 · 読了約9分

スマートフォンとノートパソコンをケーブルでつなぎ、写真のサムネイルがJPGファイルに変わりながら移動していくイラスト
結論

iPhoneで設定 > アプリ > 写真を開き、いちばん下のMacまたはPCに転送を自動にします。ケーブルでつないでiPhoneのロックを解除し、「このコンピュータを信頼しますか?」で信頼をタップしたら、WindowsのフォトアプリでインポートからiPhoneを選びます。これでコピーの途中でHEICがJPGに変換されます。エラーで止まる場合は元のフォーマットのままに切り替えてHEICのままコピーし、あとからブラウザでJPGに変換するのが確実です。

iPhoneの写真がパソコンでHEICになる理由

iOS 11以降、iPhoneのカメラは初期設定(高効率)で写真をHEIC、ビデオをHEVCで保存します。同程度の画質ならJPGのおよそ半分の容量で済むためiPhoneの中では便利ですが、Windowsでは今も多くのアプリで追加のコーデックが必要です。背景は写真がJPGではなくHEICになる理由で詳しく説明しています。

パソコンに届く形式を決めているのは、あまり知られていないもう一つの設定MacまたはPCに転送です。iOS 18以降は設定 > アプリ > 写真にあり(iOS 17以前は設定 > 写真)、iOS 27でも同じ場所にあります。選択肢は2つです。

あまり語られない落とし穴

「自動」はiPhoneの判断であって、JPGになる保証ではありません。接続したパソコンが何に対応しているかをiPhoneが見て決めるため、ドライバを入れ直した後やWindowsにHEIF関連の拡張機能を入れた後は、「自動」のままでもHEICが届くことがあります。また、この設定が効くのはケーブル転送だけで、iCloudやAirDropには関係しません。

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JPGで受け取れるのはどの方法?早見表

写真の枚数と、元のHEICをバックアップとして残したいかどうかで行を選んでください。

方法JPGになる?元データは残る?ケーブルかクラウドか向いている用途
Windowsのフォトアプリで取り込み、転送設定は「自動」たいていはなる残らない(変換後のコピーが届く)ケーブル数百枚程度の普段の取り込み
エクスプローラー(DCIMフォルダ)、「自動」たいていはなる残らないケーブル特定の月やフォルダを手作業でコピー
「元のフォーマットのまま」で取り込み、あとで変換変換すればなる残るケーブル大量の写真、何度も失敗する取り込み
Windows用iCloud、高効率フォーマットのダウンロードをオフなる残らない(元データはiCloudに残る)クラウド継続的な自動同期
iCloud.comからダウンロード「互換性優先」を選べばなる選べる(「未編集のオリジナル」)クラウドインストールなしで数枚だけ
カメラを「互換性優先」に変更これから撮る写真はなる最初からJPGどちらでも容量と引き換えにHEICとは縁を切りたい

そもそも変換すべきか迷っている場合は、HEICはJPGに変換すべきかとHEICとJPGの違いを先に読んでください。

方法1:USBケーブルとWindowsのフォトアプリ

AppleとMicrosoftの両方が案内している標準的な方法で、Windows 11でもWindows 10でも手順は同じです。

  1. iPhoneで設定 > アプリ > 写真を開き、MacまたはPCに転送を自動にします。
  2. パソコンにMicrosoft Storeから無料のAppleデバイスアプリをインストールします。取り込みに必要なAppleのUSBドライバが一緒に入ります。対応はWindows 11、またはWindows 10 22H2以降です。iTunesが入っているパソコンでもかまいません。
  3. データ通信に対応したケーブル(充電専用ではないもの)で、USBハブを通さずパソコンに直接つなぎます。
  4. iPhoneのロックを解除し、「このコンピュータを信頼しますか?」で信頼(または許可)をタップしてパスコードを入力します。取り込みが終わるまでロックを解除したままにしてください。
  5. スタートメニューからフォトを開き、インポートを選んで、接続しているデバイスの一覧からiPhoneを選びます。
  6. 取り込む写真を選び(新しい写真だけ、すべて、または個別に選択できます)、保存先のフォルダを指定して取り込みを実行します。

終わったらエクスプローラーでいくつかのファイルを確認し、拡張子が.JPGになっているか見てください。.HEICのままなら、後半のトラブルシューティングへ進みます。Microsoft公式の手順はスマートフォンからPCに写真とビデオをインポートする、Apple側の手順はiPhoneやiPadから写真やビデオを転送するにあります。

Windows 10の場合

手順は同じですが、Windows 10は2025年10月に無償のセキュリティ更新が終了しています。Windows 10のフォトアプリにiPhoneが表示されなくなった場合も、次のエクスプローラーを使う方法なら今も使えます。

方法2:エクスプローラーでDCIMフォルダをコピー

自分でフォルダをドラッグしたい人向けです。iPhoneをつないでロックを解除し、「信頼」を済ませたら、エクスプローラーでPC > Apple iPhone > Internal Storage > DCIMを開きます(日本語版Windowsでも「Internal Storage」は英語のまま表示されます)。写真は100APPLE、101APPLE、202609__のような名前のフォルダに、たいてい月ごとに分かれて入っています。

エクスプローラーに見えるのは、実際にiPhone本体に保存されている写真だけです。iCloud写真でiPhoneのストレージを最適化を使っていると、古い写真は縮小版しか本体になく、ケーブル経由では欠けたり開けなかったりします。設定 > アプリ > 写真でダウンロードしてオリジナルを保持に切り替えてダウンロード完了を待つか、方法3を使ってください。

方法3:Windows用iCloudまたはiCloud.com

写真がiCloud写真に入っているなら、ケーブルは不要です。

Windows用iCloud(自動で同期)

  1. Microsoft StoreからiCloudをインストールし、Appleアカウントでサインインします。
  2. iCloud写真の横の矢印をクリックし、iCloud写真をオンにします。
  3. 高効率フォーマットの写真やビデオをダウンロードはオフのままにしておくと、HEICではなく互換性の高いJPGのコピーが届きます。完了をクリックします。

写真はC:\ユーザー\ユーザー名\Pictures\iCloud写真\写真に保存され、Windows 11のフォトアプリでもiCloud写真として表示されます。各オプションはAppleのWindows用iCloudで写真を設定するで説明されています。

iCloud.com(数枚だけ、どのパソコンでも)

icloud.comにサインインして写真を開き、写真を選んでダウンロードします。互換性優先を選べばJPG、未編集のオリジナルを選べばHEICのまま届きます。複数枚はZIPでまとめてダウンロードされます。ソフトを入れられない会社のパソコンでは便利ですが、数千枚には向きません。

方法4:元のHEICのまま取り込んで、あとからJPGに変換

写真ライブラリを丸ごと移すときや、「自動」で何度も失敗するときは、iPhoneにはファイルをそのままコピーさせ、パソコン側で変換するのがいちばん確実です。iPhoneがその場で変換しないぶんコピーも速く、画質の落ちていないHEICの原本もバックアップとして手元に残ります。

  1. 設定 > アプリ > 写真 > MacまたはPCに転送を元のフォーマットのままにします。
  2. 上と同じ手順で、フォトアプリで取り込むか、エクスプローラーでDCIMフォルダをコピーします。
  3. 任意のブラウザでHEIC JPG変換ツールを開き、1回に最大60枚(1ファイル40 MBまで)を追加すると、画質92のJPGがZIPファイル1つにまとまってダウンロードできます。

知っておきたい点として、撮影日時やカメラ情報、GPSの位置情報を含むEXIFデータはそのまま残ります。どのアルバムアプリでも日付順に並ぶ一方、SNSなどに公開する写真で位置情報を付けたくない場合は、先に別の方法で削除してください。数千枚ある場合はHEICをJPGに一括変換する方法で一括処理の選択肢を比べられます。Windows標準の機能で変換したいならWindowsでHEICをJPGに変換する方法を参照してください。申請書類などでPDFが必要ならHEIC PDF変換が使えます。

HDR、Live Photos、編集済みの写真、ビデオはどうなる?

よくある取り込みエラーと対処法

「システムに接続されたデバイスが機能していません」

エクスプローラーやフォトアプリで、コピーの途中に表示される定番のエラーです。多くの場合、その場で行うHEICからJPGへの変換が追いつかないことが原因です。MacまたはPCに転送を元のフォーマットのままにしてつなぎ直し、もう一度コピーしてからパソコンで変換してください(方法4)。フォルダを小分けにしてコピーするのも効果があります。

「デバイスに到達できません」

同じ系統の問題で、ビデオや長時間の取り込みでよく起こります。「元のフォーマットのまま」を試し、iPhoneはロックを解除したまま充電器につなぎ、別のケーブルとパソコン本体のUSBポートを使ってください。

フォトアプリやエクスプローラーにiPhoneが表示されない

「自動」なのにHEICで届く

iPhoneが、このパソコンはHEICを扱えると判断しています。あとから変換するか、Windows用iCloudで高効率フォーマットのダウンロードをオフにして使ってください。見るだけならHEICファイルを開く方法やオンラインHEICビューアで十分です。

写真の一部がない、DCIMフォルダが空

「iPhoneのストレージを最適化」がオンで、原本がiCloudにしかありません。ダウンロードしてオリジナルを保持に切り替えるか、Windows用iCloudやiCloud.comからダウンロードしてください。

写真が横向きになる

向きの情報はEXIFに記録されています。最近のビューアはたいてい正しく表示しますが、古いアプリで横向きになる場合は、フォトアプリで開いて回転させたコピーを保存してください。

Macの場合、またはカメラ側でJPGにする方法

MacはHEICを標準で読めるので、写真アプリやイメージキャプチャはHEICのまま問題なく取り込めます。JPGにしたいときは、写真アプリのファイル > 書き出すでJPEGを選びます。詳しくはMacでHEICをJPGに変換する方法をどうぞ。

HEIC自体を作らないようにするには、設定 > カメラ > フォーマットで互換性優先を選びます。以降の写真はJPG、ビデオはH.264で保存されますが、容量は増えます。4K 60fpsのビデオなど一部の機能は「高効率」が必要なので、使っていないか確認してください。iPhoneの中で変換する方法はiPhoneでHEICをJPGに変換する方法にまとめています。

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よくある質問

iPhoneの写真がパソコンでHEICになるのはなぜですか?

iPhoneのカメラは初期設定でHEICを保存し、さらにMacまたはPCに転送が元のフォーマットのままになっているか、パソコンがHEICに対応しているとiOSが判断したためです。設定 > アプリ > 写真で「自動」にするか、コピーした後でHEICをJPGに変換してください。

iOS 27で「MacまたはPCに転送」はどこにありますか?

設定 > アプリ > 写真を開き、いちばん下までスクロールします。iOS 18でアプリの設定が「アプリ」にまとめられたときにここへ移動しました。iOS 17以前は設定 > 写真にあります。

転送時にJPGに変換すると画質は落ちますか?

HEICの原本から新しくJPGを作るため非可逆の処理ですが、普通の表示サイズでは違いはほとんど分かりません。JPGはたいていHEICより容量が大きくなります。最良の状態で残したいなら「元のフォーマットのまま」で取り込み、変換したコピーを別に作ってください。

Windows 11でiPhoneの写真を取り込むのにiTunesは必要ですか?

必要ありません。現在AppleはMicrosoft Storeの無料Appleデバイスアプリを勧めており、必要なドライバもこれで入ります。すでにiTunesを入れている場合はそのままでも使えます。

iPhoneの写真がパソコンに表示されないのはなぜですか?

iPhoneがロックされている、「信頼」を許可していない、ケーブルが充電専用、または「iPhoneのストレージを最適化」で写真がiCloudにしかない、のいずれかが原因です。ロックを解除して「信頼」をタップし、別のケーブルを試すか、先に原本をダウンロードしてください。

iPhoneの写真をワイヤレスでJPGとしてパソコンに送れますか?

できます。Windows用iCloud(高効率フォーマットのダウンロードはオフ)を使うか、iCloud.comから「互換性優先」でダウンロードします。共有シートからメールで送っても変換されることが多いですが、数枚以上には向きません。