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HEIC写真の位置情報をiPhone、Mac、Windowsで削除する方法

執筆: · 2026年9月30日更新 · 読了約8分

地図のピンにバツ印が付いた写真ファイルで、位置情報が削除されたことを表すイラスト
結論

カメラに位置情報サービスの利用を許可していると、HEIC写真にはGPSの位置情報が記録されます。iPhoneでは共有 > オプションをタップし、お使いのiOSに表示されていれば位置情報をオフにします。表示されない場合は、共有する前に写真の情報で位置情報を調整から位置情報なしを選びます。Macではプレビューの位置情報の画面から削除、Windowsではプロパティ > 詳細 > プロパティや個人情報を削除、フォルダごと消すならExifToolを使います。HEICをJPGに変換しても、それだけでは位置情報は消えません。

HEIC写真に含まれるメタデータ

iPhoneがHEICで保存する写真には、画像そのものとは別にEXIFと呼ばれる情報のかたまりが付いています。写真を見ただけでは分かりませんが、メタデータを読めるアプリならすぐに表示できます。iPhoneのHEICには通常、次の情報が含まれます。

つまり、撮影時にカメラアプリが位置情報サービスを使う許可を持っていれば、HEICには位置情報が含まれます。問題はHEICという形式にあるわけではなく、JPGにも同じGPSの項目があります。形式そのものについてはHEICファイルとはをどうぞ。

知っておきたいこと

多くの人が気にすべきなのは位置情報だけです。撮影日時や機種名から個人が特定されることはまれですが、自宅で撮った写真のGPS座標は住所をそのまま示してしまいます。

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写真に位置情報があるか確認する方法

削除する前に、まずどんな状態か確かめましょう。

iPhone(写真アプリ)

写真を開いて上にスワイプするか、情報ボタンをタップします。GPSデータがあれば、カメラ情報の下に地名入りの小さな地図が表示されます。地図がなければ位置情報は保存されていません。コレクションの中の「マップ」を開くと、位置情報付きの写真をまとめて確認できます。

Mac(プレビュー)

HEICをプレビューで開き、ツール > 位置情報を表示を選びます。インスペクタのGPSタブに座標と地図上のピンが表示されます。このメニュー項目が灰色で選べない場合、そのファイルに位置情報はありません。隣のExifタブにはカメラ、レンズ、日時が並びます。

Windows 11

エクスプローラーでファイルを右クリックしてプロパティを選び、詳細タブを開きます。GPSの欄までスクロールすると緯度、経度、高度が表示されます。HEICファイルの場合、これを読み取るにはMicrosoft StoreのHEIF画像拡張機能が必要です。タブが空に見えるときは、先にパソコンでHEICファイルを開けるようにするか、JPGのコピーで確認してください。

iPhoneで共有する前に位置情報を外す

いちばん手早い方法で、メッセージ、メール、AirDrop、共有シートに出てくるほとんどのアプリで使えます。手順はAppleのパーソナルセーフティユーザガイド(2026年9月更新)に沿っています。ただしiOS 27のiPhoneユーザガイドでは「オプション」の中に位置情報のスイッチが記載されなくなっているので、自分のiPhoneで実際に何が表示されるか確認してください。

  1. 写真アプリを開き、写真を1枚または複数選びます。
  2. 共有ボタンをタップします。
  3. 共有シートの上部にあるオプションをタップします。
  4. お使いのiOSに位置情報のスイッチが表示されていれば、オフにします。すると共有シートの上部に位置情報なしと表示されます。スイッチがない場合はシートを閉じ、先に写真から位置情報を消してから(下の写真から位置情報を完全に消すを参照)、もう一度共有します。
  5. 送り先のアプリや連絡先を選んで送信します。

つまずきやすい点が3つあります。

写真から位置情報を完全に消す

ライブラリの写真そのものから消しておけば、以降の共有はいつも位置情報なしになります。写真を開いて上にスワイプするか情報ボタンをタップし、位置情報を調整をタップして位置情報なしを選びます。複数の写真をまとめて選んで行うこともできます。

これから撮る写真に位置情報を付けない

写真にGPSを一切入れたくないなら、元から断ちましょう。設定 > プライバシーとセキュリティ > 位置情報サービス > カメラでしないを選ぶと、それ以降の写真とビデオには座標が保存されません。

その代わり、写真アプリの地図表示、場所をもとにしたメモリー、「海 2025」のような検索は新しい写真で使えなくなります。自分のライブラリでは位置情報をオンにしておき、共有するときだけ上の手順で外す、という折衷案を選ぶ人も多くいます。どちらにしても、すでに撮った写真の位置情報はそのままで、設定を変えて影響が出るのはこれから撮る写真だけです。

同じカメラの画面にある正確な位置情報も確認しましょう。オフにすると正確な地点ではなくおおよその範囲が記録されるので、地図表示は使いたいけれど正確すぎるのは困る、という場合のちょうどよい妥協点です。

Macで位置情報を削除する

プレビューで1枚ずつ

写真を開いてツール > 位置情報を表示を選び(またはインスペクタを表示して情報のタブを開き)、GPSタブで位置情報を削除するボタンをクリックします。プレビューはファイルをその場で書き換えるので、元の写真を残したいならコピーで作業してください。削除されるのはGPSだけで、機種、レンズ、日時は残ります。位置情報の表示方法はAppleのプレビューユーザガイドで説明されています。

写真アプリでまとめて

写真を選んで画像 > 位置情報 > 位置情報を非表示を選ぶと、ライブラリの中で位置情報が外れます。位置情報のないファイルとして取り出したいときは、ファイル > 書き出すを選び、書き出しオプションで位置情報のチェックを外します。これは位置情報なしのJPGを書き出すいちばん簡単な方法でもあります。形式の設定はMacでHEICをJPGに変換する方法をどうぞ。

Windowsで位置情報を削除する

Windowsには標準の削除機能があり、JPGファイルでいちばんうまく動きます。

  1. エクスプローラーで写真を1枚または複数選び、右クリックしてプロパティを選びます。
  2. 詳細タブを開き、下にあるプロパティや個人情報を削除をクリックします。
  3. 位置情報のないコピーを作るなら可能なすべてのプロパティを削除してコピーを作成を、元のファイルから消すならこのファイルから次のプロパティを削除を選んでGPSの項目にチェックを入れます。
  4. OKをクリックし、もう一度詳細タブを開いてGPSの欄が消えたことを確認します。

HEICファイルではこの機能は当てになりません。入っているコーデックによっては項目が読み取り専用になったり、ダイアログで削除できなかったりします。パソコンで確実なのは、先にHEICをJPGに変換してから上の手順でJPGから消す方法か、HEICを直接扱える次のExifToolを使う方法です。

ExifToolでフォルダごとGPSを削除する

数百枚あるなら、どのアプリよりもコマンドのほうが速く片づきます。ExifToolは無料で、Windows、macOS、Linuxで動き、JPGだけでなくHEICにも書き込めます。次の1行で、フォルダとその中のサブフォルダにあるすべてのHEICとJPGからGPSを削除します。

exiftool -gps:all= -xmp:geotag= -r -ext heic -ext jpg -overwrite_original "PATH/TO/FOLDER"

結果を確認するにはexiftool -a -G1 -gps:all "PATH/TO/FOLDER"を実行します。何も表示されなければGPSは残っていません。カメラ情報や日時も含めてすべて消したいなら、JPGにはexiftool -all= file.jpgがよく効きます。ただしHEICですべてを消すと向きや色の情報まで消えることがあるので、HEICではGPSだけを消すコマンドにとどめてください。大量の写真なら、先にフォルダごとJPGに変換してから、JPGにExifToolをかけるほうが簡単なことも多いです。

位置情報が残る場所:アプリ、アップロード、変換

アップロード時にGPSを消すサービスもあれば、消さないサービスもたくさんあります。アプリの更新で挙動が変わることもあるので、目安として見て、大事なときは自分で位置情報を消してください。

写真の送り先相手が受け取るファイルの位置情報
iPhoneの共有シートで位置情報をオフ削除される
iMessage、初期設定のままのAirDrop残る
「すべての写真データ」をオンにしたAirDrop元のメタデータごとすべて残る
メールの添付ファイル(「メール」、Gmail、Outlook)残る
WhatsAppで写真として送信削除される
WhatsAppやTelegramでドキュメント(ファイル)として送信残る
Signal削除される
Facebook、Instagram、Xの公開投稿公開されるコピーからは削除される(サービス側では保存している可能性あり)
iCloud写真、Googleフォト、Googleドライブ、Dropbox、OneDrive保存されたファイルにもダウンロードしたファイルにも残る
HEICからJPGへの変換(iPhoneの互換性優先、Macのプレビュー、heicjpg.online)残る
写真のスクリーンショットもともとない(スクリーンショットにカメラのGPSは付かない)

傾向ははっきりしています。SNSはすべてを再圧縮するため公開用のコピーからは位置情報を消しますが、元のファイルをそのまま運ぶもの(メッセージ、メール、クラウドストレージ、ファイルとして送信)は位置情報もそのまま残します。

HEICをJPGに変換するとメタデータは消える?

たいていは消えません。きちんとした変換ツールはEXIFをそのまま新しいJPGにコピーします。記録として残すなら、ほとんどの人は撮影日時やカメラ情報を残したいからです。これにはGPSも含まれます。

当サイトのHEIC JPG変換ツールも同じで、GPSの位置情報を含むEXIFメタデータをすべて保持し、削除するオプションはありません。変換した家族の写真も日付順に並び、地図に表示できるよう、あえてそうしています。一方、標準的なJPGはHEICの深度マップを持てないので、変換後はポートレートのぼけを編集し直せません。ほかに何が変わるかはHEICとJPGの違いをどうぞ。

位置情報のないJPGにしたいとき

変換の前に消す(iPhoneの位置情報を調整、Macの写真アプリの位置情報を非表示)か、変換の後に消す(Windowsのプロパティや個人情報を削除、Macのプレビュー、ExifTool)かのどちらでもかまいません。変換そのもので位置情報が消えるとは思わないでください。

共有したいHEIC写真がありますか?

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よくある質問

HEICには位置情報が含まれていますか?

撮影時にカメラアプリに位置情報サービスの利用を許可していれば、含まれています。座標はHEICファイルのEXIFメタデータに記録されます。iPhoneの写真アプリで写真を上にスワイプし、地図が表示されれば位置情報が保存されています。

HEICをJPGに変換するとメタデータは消えますか?

ほとんどの場合、消えません。iPhone自身の変換、Macのプレビュー、heicjpg.onlineはいずれもGPSを含むEXIFをJPGにコピーします。位置情報は変換の前か後に別途削除してください。

iPhoneで写真の位置情報を消すにはどうすればいいですか?

共有するときは共有シートでオプションをタップし、お使いのiOSに表示されていれば位置情報をオフにします。表示されない場合や、ライブラリの写真そのものから消したい場合は、写真の情報で位置情報を調整をタップし、位置情報なしを選びます。

メッセージやメールで送ると位置情報は消えますか?

消えません。iMessageやメールはファイルをそのまま送るので、事前に消していなければGPSも含まれます。消す方法は、共有シートのオプションにある位置情報のスイッチ(お使いのiOSに表示されていれば)か、「位置情報を調整」から「位置情報なし」を選ぶ方法です。WhatsAppは通常の写真として送れば削除されますが、ドキュメントとして送ると残ります。

位置情報だけ消して撮影日時は残せますか?

できます。iPhoneの「位置情報なし」(位置情報を調整)、共有シートの位置情報のスイッチ(ある場合)、Macのプレビューの位置情報の削除、Macの写真アプリの「位置情報を非表示」、ExifToolのコマンドexiftool -gps:all= file.heicは、いずれも日時、カメラ、レンズの情報を残したままGPSだけを削除します。

スクリーンショットに位置情報は含まれますか?

含まれません。スクリーンショットはカメラではなくiPhoneが新しく作る画像なので、GPS座標はありません。ただし画質が落ち、元の撮影日時も失われるので、きちんとした削除の代わりではなく応急処置と考えてください。